アクス地区(アクスちく)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区に位置する地区級行政単位。古来シルクロードの重鎮であるオアシス都市アクスを中心とする。人口ではウイグル族が74.6%、漢族が24.1%を占める。

中華人民共和国 新疆ウイグル自治区 阿克蘇地区
スバシ故城
スバシ故城
スバシ故城
新疆ウイグル自治区の中のアクス地区の位置
新疆ウイグル自治区の中のアクス地区の位置
新疆ウイグル自治区の中のアクス地区の位置
簡体字阿克苏
繁体字阿克蘇
拼音Ākèsū
カタカナ転写アーカースー
ウイグル語ئاقسۇ ۋىلايىتى
ウイグル語ローマ字転写Aqsu Wilayiti
国家中華人民共和国の旗 中華人民共和国
自治区新疆ウイグル
行政級別地区
面積
総面積128,097.39 km²
人口
総人口(2003)219.33 万人
経済
電話番号0997
郵便番号843000
ナンバープレート新N
行政区画代碼652900
公式ウェブサイト http://www.aksu.gov.cn/

地理

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天山南麓、タクラマカン砂漠北縁に位置し、東はバインゴリン・モンゴル自治州と接し、南はタクラマカン砂漠を隔ててホータン地区を望む。西南はカシュガル地区、西北はキルギス共和国及びカザフスタン共和国と国境を接する。

行政区画

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2県級市・7県を管轄する。

アクス地区の地図

年表

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この節の出典[1][2]

新疆省アクス専区

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新疆省南疆行政公署アクス専区

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新疆ウイグル自治区南疆行政公署アクス専区

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  • 1956年4月21日 - 南疆行政公署アクス専区がアクス専区に改称。

新疆ウイグル自治区アクス地区

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  • 1958年5月29日 - オンスー県がアクス県に編入。(8県)
  • 1962年10月20日 - アクス県の一部が分立し、オンスー県が発足。(9県)
  • 1975年1月30日 - アクス専区がアクス地区に改称。(9県)
  • 1983年8月19日 - アクス県およびオンスー県の一部が合併し、アクス市が発足。(1市8県)
  • 2002年9月17日 - アクス市の一部が分立し、自治区直轄県級行政区のアラル市となる。(1市8県)
  • 2013年1月23日 - アクス市・アーバード県・カルピン県の各一部がアラル市に編入。(1市8県)
  • 2019年11月20日 - クチャ県が市制施行し、クチャ市となる。(2市7県)

観光

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クチャ市のキジル千仏洞やクチャ古城が名高い。

事件

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ウイグル族と漢族による民族対立から、しばしば暴力や爆発事件が発生。2014年1月には、アーバード県とトクス県で警官、公安当局者が負傷する規模の衝突、爆発事件が発生した[3]

出典

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  1. ^ 县级以上行政区划变更情况 - 中華人民共和国民政部
  2. ^ 新疆维吾尔自治区 - 区划地名网
  3. ^ “新疆で連続爆発、5人死傷=ウイグル族3人射殺も―中国”. 時事通信. (2014年1月24日). オリジナルの2014年1月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140125033942/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140124-00000209-jij-cn 2014年1月25日閲覧。 

外部リンク

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