クレメント・L・ハーシュステークス

1937年にチューラヴィスタハンデキャップ（Chula Vista Handicap）の名称で創設された競走で、当初は5.5ハロン（約1106メートル）の2歳限定戦であった。第1回の開催では、デルマー競馬場の運営者のひとりビング・クロスビーの所有馬ハイストライクが優勝している。しかし、この初年度以降しばらく開催は休止され続け、1967年に再度開催されたが、再び長い休止期間に入り、1973年に再開されてから初めて恒常的な開催が行われるようになった。

2000年、オークツリー競馬協会の創設に携わったクレメント・L・ハーシュの逝去に伴い、ハーシュを記念する競走として「クレメント・L・ハーシュハンデキャップ」と改名された。以降は現在まで休止せずに続いている。2015年からの施行条件はダート8.5ハロン（約1710メートル）での3歳以上牝馬限定戦となっている。

グレードは1983年にG3競走として設定され、その後2009年よりG1へと昇格した。GI昇格に伴いハンデ戦から定量戦へと施行条件が変更され、レース名が現在のものに変更された。

• 1937年 - 創設。当初の出走条件はサラブレッド2歳限定。
• 1938年-1966年 - 開催休止。
• 1967年 - 単年度のみ再開。このときの出走条件は3歳以上。
• 1973年 - 開催が再開される。
• 1977年・1980年 - 分割競走として施行される。
• 1981年 - 出走条件が3歳以上牝馬限定に変更される。
• 1983年 - グレード（格付け）を取得し、G3に設定される。
• 1986年 - G2に昇格する。
• 2000年 - 競走名を現在のものに改める。
• 2007年 - エコトラック素材導入に伴い、馬場条件がオールウェザーに変更される。
• 2009年 - G1に昇格する。

• 5.5ハロン（約1207メートル） - 1937年
• 7.5ハロン（約1508メートル）- 1976年-1980年
• 8ハロン（約1609メートル） - 1974年-1975年以降
• 8.5ハロン（約1710メートル）- 1981年以降
• 9ハロン（約1811メートル） - 1973年

• ダートコース - 1937年、1967年、1974年-2006年、2015年以降
• 芝コース - 1973年
• ポリトラックコース - 2007年-2014年

1. ^ 米国調教馬なしで問われるドバイワールドカップの国際性（ドバイ）【その他】ジャパン・スタッドブック・インターナショナル2015年1月11日閲覧
2. ^ ブリーダーズカップ・チャレンジスケジュール（2015年版）Breederscup.com2015年1月11日閲覧
3. ^ 2014年レース結果 - equibase.com、2014年8月3日閲覧

• クレメント・L・ハーシュステークス歴代勝ち馬–equibase

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