シンガポール航空インターナショナルカップ

シンガポールの競馬の競走 (2000-2015)

シンガポール航空インターナショナルカップSingapore Airlines International Cup)は、シンガポールクランジ競馬場で行われていた競馬の競走である。

シンガポール航空インターナショナルカップ
Singapore Airlines International Cup
開催国シンガポールの旗 シンガポール
主催者シンガポールターフクラブ[1]
競馬場クランジ競馬場
創設2000年
2015年の情報
距離芝2000m[2]
格付けG1[2]
賞金賞金総額300万シンガポールドル[2]
出走条件サラブレッド3歳以上[2]
負担重量北半球産3歳馬50kg
南半球産3歳馬54.5kg
4歳以上57kg、牝馬1.5kg減
テンプレートを表示

シンガポール国際カップとも称していた。

概要

編集

2000年に創設され、2001年には国内G1(グループワン)となった。2002年からは国際G1に格付けされ同時にワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップ(後にワールドレーシング・チャンピオンシップに改称)の対象競走に加わった(2006年度は同シリーズは休止)。2003年SARSの影響で開催が中止された。

2006年にはホッカイドウ競馬所属のコスモバルク地方競馬所属馬として初の国際G1勝利(なおかつ地方所属馬の日本国外でのG1初制覇)を収めた。さらに翌2007年には、シャドウゲイトとコスモバルクの日本調教馬2頭が出走し1、2着を独占した。

地元シンガポール調教馬での勝利は2000年の第1回大会のみでその後は15年連続で海外調教馬が勝利を収めている(南アフリカ3勝、日本2勝、フランス2勝、イギリス1勝、ドイツ1勝、UAE1勝、オーストラリア1勝、香港3勝)。2006年以降のシンガポール調教馬の最高着順は2006年と2008年の2着が最高であった。

2015年9月28日、シンガポールターフクラブはクリスフライヤーインターナショナルスプリントととも、同年限りでの廃止を発表した[3][4]

優勝馬の馬主など関係者には、シンガポール航空杯が贈られていた。

歴史

編集
  • 2000年 - クランジ競馬場開場1周年を記念して、シンガポール航空をスポンサーに「シンガポール航空インターナショナルカップ」として創設。
  • 2001年
    • 開催日を5月第2日曜日に変更。
    • 国内GIに認定された。
  • 2002年
    • 国際GIに認定。
  • 2003年
    • SARSの影響で中止になった。
  • 2015年
    • 香港のダンエクセルが初めての連覇を達成。またジョン・ムーア調教師が異なる馬で3連覇を達成。
    • この年を最後に廃止。

歴代優勝馬

編集
回数施行日調教国・優勝馬日本語読み性齢タイム優勝騎手管理調教師
第1回2000年3月4日 Ouzoウーゾ騸72:03.4S.ジャマートM.スウェイツ
第2回2001年5月12日 Endless Hallエンドレスホール牡52:00.8J.スペンサーL.クマーニ
第3回2002年5月11日 Granderaグランデラ牡42:01.3L.デットーリS.ビン・スルール
第4回2004年5月16日 Epaloエパロ牡52:02.6A.シュタルケA.シュッツ
第5回2005年5月15日 Mummifyマミファイ騸62:05.0D.ニコックL.フリードマン
第6回2006年5月14日 Cosmo Bulkコスモバルク牡52:06.5五十嵐冬樹田部和則
第7回2007年5月20日 Shadow Gateシャドウゲイト牡52:04.01田中勝春加藤征弘
第8回2008年5月18日 Jay Pegジェイペグ牡42:00.89A.マーカスH.ブラウン
第9回2009年5月17日 Gloria De Campeaoグロリアデカンペオン牡51:59.20T.ペレイラP.バリー
第10回2010年5月16日 Lizard's Desireリザーズディザイア牡52:02.12K.シェイM.デコック
第11回2011年5月22日 Gitano Hernandoジターノエルナンド牡52:03.93G.スコフィールドH.ブラウン
第12回2012年5月20日 Chinchonシンチョン騸72:04.43O.ドゥルーズC.ラフォン=パリアス
第13回2013年5月19日 Military Attackミリタリーアタック騸51:59.58Z.パートンJ.ムーア
第14回2014年5月18日 Dan Excelダンエクセル騸61:59.07T.ベリーJ.ムーア
第15回2015年5月17日 Dan Excelダンエクセル騸72:01.54T.ベリーJ.ムーア

日本調教馬の成績

編集

シンガポール航空インターナショナルカップの記録

編集

同レースによる地元・海外調教馬(同国馬のみ)によるワンツー・フィニッシュ

編集

脚注・出典

編集

注釈

編集

出典

編集
  1. ^ Singapore Turf Club - 2015年3月29日閲覧
  2. ^ a b c d Singapore Airlines International Cup - シンガポールターフクラブ、2015年3月29日閲覧
  3. ^ シンガポールの国際レース2鞍が廃止 - ヤフースポーツ、2015年9月28日閲覧
  4. ^ Discontinuation of Singapore Airlines International Cup and KrisFlyer International Sprint - シンガポールターフクラブ、2015年9月30日閲覧

関連項目

編集

外部リンク

編集