ジェフ・ウィーバー

アメリカの野球選手 (1976 - )

ジェフェルソン・チャールズ・ウィーバーJeffrey Charles Weaver , 1976年8月22日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス市ノースリッジ出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

ジェフ・ウィーバー
Jeff Weaver
ロサンゼルス・ドジャースでの現役時代
基本情報
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地カリフォルニア州ノースリッジ
生年月日 (1976-08-22) 1976年8月22日(47歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席右投右打
ポジション投手
プロ入り1998年 1巡目(全体14位)
初出場1999年4月14日 ミネソタ・ツインズ
最終出場2010年9月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チームアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
五輪1996年
オリンピック
男子 野球
1996野球

弟も元プロ野球選手のジェレッド・ウィーバー

経歴

編集

プロ入り前

編集

シミ・バレー高等学校からカリフォルニア州立大学フレズノ校へ進学。

大学在学中の1996年にはアトランタオリンピック野球アメリカ合衆国代表として出場し、銅メダルを獲得。

プロ入りとタイガース時代

編集

1998年MLBドラフトデトロイト・タイガースから1巡目(全体14番目)で指名され、プロ入り。

1999年4月14日のミネソタ・ツインズ戦で初先発し、5回を投げ無失点、5奪三振、被安打1の好投で勝利投手にもなり、プロ入り初先発初勝利の鮮烈デビューを飾った。そのまま先発ローテーションに定着し、9勝12敗の成績を残す。

2000年は自身初めて二桁勝利を記録した。

2001年は自身初めて開幕投手を務め、最終的には33試合に先発して21回のクオリティ・スタートを記録する安定した投球を見せ、13勝を記録した。

2002年は2年連続で開幕投手を務めた。

ヤンキース時代

編集

2002年シーズン中に三角トレードでニューヨーク・ヤンキースへ移籍。

ドジャース時代

編集

2004年ロサンゼルス・ドジャースに移籍。同年はリーグ2位の25回のクオリティ・スタートを記録する安定した投球を見せたが、やはり打線の援護に恵まれず13勝13敗の成績に終わった。

2005年も34試合に先発して21回のクオリティ・スタートを記録する安定した投球を見せるが、打線の援護に恵まれず14勝に留まった。

エンゼルス時代

編集

2006年は開幕をロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムで迎えるも、6月27日まで16試合に先発して3勝10敗という成績だった。

カージナルス時代

編集

2006年シーズン途中にセントルイス・カージナルスに移籍。移籍後は15試合に先発して5勝4敗とまずまずの成績を残し、ポストシーズンでも3勝をあげ、カージナルスのワールドシリーズ優勝に貢献した。

マリナーズ時代

編集

2007年1月にシアトル・マリナーズと1年832万5000ドルで契約。先発ローテーションの一角として期待されていたが、5月10日まで6試合に先発して0勝6敗、防御率14.32と散々な成績で、5月11日に右肩の張りを訴え故障者リスト入り。6月9日に復帰した。

ブルワーズ傘下時代

編集

2008年4月15日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約した[1]がメジャーに昇格することなくシーズンを終えた。

ドジャース復帰

編集

2009年2月、古巣ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、春季キャンプに招待選手として参加する。4月30日にメジャー復帰。6月20日にはエンゼルス戦で弟のジェレッド2002年アンディアランのベネス兄弟以来、1967年以降では15例目となる兄弟対決が実現[2]。ジェフが5回0/3を2失点に抑え勝利投手となり、兄弟対決を制した[2]。またこの試合では両親がエンゼルスとドジャースのユニフォームを半分ずつあしらった、特注のユニフォームで兄弟を応援していた[3]

2010年を最後に現役を引退した。

詳細情報

編集

年度別投手成績

編集




















































W
H
I
P
1999DET302900091200.429717163.21762756217114001041015.551.42
20003130200111500.423849200.0205265221513632102964.321.29
20013333500131600.448985229.12351968414152301161044.081.32
200217173306800.429509121.211243318754050433.181.19
NYY1580005320.62533178.081121533572038354.041.23
'02計3225330111120.500840199.219316484111326088783.521.21
200332240007901.438735159.1211164721193201131065.991.62
2004LAD3434000131300.500935220.0219196791415390103984.011.30
20053434320141100.560930224.02203543118157201111054.221.17
2006LAA161600031000.23139788.2114182104624068626.291.52
STL15150005400.55637383.199162616451049485.181.50
'06計313100081400.364770172.02133447110107501171105.761.51
2007SEA272732171300.350657146.219023355880311051016.201.53
2009LAD2870006400.60035579.08773395644034323.651.52
20104300005104.83319744.14852051260030306.091.53
通算:11年355274167110411925.46679701838.0199722751644124121437310239614.711.37
  • 太字はリーグ1位。
  • 2008年は試合出場なし。

背番号

編集
  • 36(1999年 - 2002年途中、2004年 - 2007年、2009年 - 2010年)
  • 18(2002年途中 - 2003年)

代表歴

編集

脚注

編集
  1. ^ Kapler not ready to go, but Brewers give Weaver deal” (英語). ESPN.com (2008年4月17日). 2008年4月19日閲覧。
  2. ^ a b Dodgers' Weaver wins battle of brothers Jeff allows two runs over five-plus innings to top Jered”. dodgers.com (2009年6月21日). 2009年6月29日閲覧。
  3. ^ Weaver parents have 'emotional' night Mother, father sport dual jerseys to cheer on Jeff, Jered”. MLB.com (2009年6月21日). 2009年6月29日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集