ソウル交通公社1号線

ソウル交通公社1号線(ソウルこうつうこうしゃいちごうせん)は、大韓民国ソウル特別市中区にあるソウル駅駅から同市東大門区にある清凉里駅までを結ぶ、ソウル交通公社が運営する鉄道路線である。旧ソウルメトロ運営路線。

ソウル地下鉄1号線
首都圏電鉄の路線図 紺色の1号線のうち、中心部の一部区間が当線
首都圏電鉄の路線図
紺色の1号線のうち、中心部の一部区間が当線
基本情報
大韓民国の旗 大韓民国
路線網ソウル地下鉄
起点ソウル駅駅
終点清凉里駅
駅数10
開業1974年8月15日
所有者ソウル特別市
運営者ソウル交通公社
路線諸元
路線距離7.8 km
軌間1,435 mm
線路数複線 (左側通行)
電化方式直流1,500V
テンプレートを表示
路線図
KHSTa
漣川
STRSTR+l
( 中央線) )
ABZglABZg+r
京元線乗入区間
STR+GRZqSTR
tSTRaSTR
0.0124 清凉里
tSTRSTRl
(  )
tBHF
1.0125 祭基洞
tSTRtSTR+l
(  )
1.9126 新設洞
tABZg+ltSTRr
tSTRqtTBHFttSTRq
2.6127 東廟前 (  )
tSTRqtTBHFttSTRq
3.2128 東大門 (  )
tBHF
4.0129 鐘路5街
tSTR+ltSTRqtKRZttSTRq
(  )
tKRZt
tKRZttSTRq
(  )
4.9130 鐘路3街
tSTRrtSTR
(  )
tBHF
5.7131 鐘閣
tSTRqtTBHFttSTRq
6.7132 市庁 (  )
tSTRtSTR+l
(  )
STR+rtSTRtSTR
(  )
STR
7.8133 ソウル駅 (地下)
tSTRl
ソウル (地上・空港鉄道)/(  )
STRtSTRe
(  )
STR+GRZq
BS2+r
京仁線乗入区間
KHSTeSTR
仁川
STR
京釜線乗入区間
HST
天安
STR
長項線乗入区間
KHSTe
新昌
ソウル交通公社1号線
ソウルメトロ1号線
首都圏電鉄1号線
ソウル地下鉄1号線
各種表記
ハングル서울交通公社 1호선
서울메트로 1호선
수도권 전철 1호선
서울 지하철 1호선
漢字서울교통공사1號線
서울메트로1號線
首都圈電鐵1號線
서울地下鐵1號線
発音ソウルギョトンゴンサ・イルホソン
ソウルメトゥロ・イルホソン
スドックォン・チョンチョル・イルホソン
ソウル・チハチョル・イルホソン
日本語読み:ソウルこうつうこうしゃ・いちごうせん
ソウルメトロ・いちごうせん
しゅとけん・でんてつ・いちごうせん
ソウル・ちかてつ・いちごうせん
英語Seoul Metro Line1
Metro Line1
Seoul Subway Line1
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概要

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首都圏電鉄1号線を構成する路線の一つ。韓国ではソウル地下鉄1号線と呼ばれている。

ラインカラー紺色2000年までは赤色だった)。正式名称ではないが、かつては鐘路線と呼ばれたことがある。

乗り入れ先の韓国鉄道公社(KORAIL)に合わせ左側通行となっている。韓国の都市鉄道などでは他に、盆唐線がある。

韓国最初の地下鉄である。

路線データ

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沿革

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運転

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ソウル交通公社の車両は、京元線楊州駅・京仁線仁川駅・餅店基地線西東灘駅まで直通しており、また複々線区間では緩行線各駅停車)のみ運転している。

車両

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使用する車両は以下の通り。

自局車両

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乗り入れ車両

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韓国鉄道公社

乗り入れ先の韓国鉄道公社は交流電化を採用しているため、交直流両用の車両が使用される。

駅一覧

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  • 駅番号はKORAILからの通し番号になっている。
  • 駅所在地は全線ソウル特別市内。
駅番号駅名駅間
キロ
(km)
累計
キロ (km)
接続路線所在地
日本語ハングル英語
KORAIL京元本線漣川まで直通運転
124清凉里(ソウル市立大入口)駅청량리(서울시립대입구)역Cheongnyangni (Univ. of Seoul)0.00.0韓国鉄道公社 京元電鉄線(直通運転)・ 京義・中央線 京春線 (K117)・ 水仁・盆唐線 (K209)・中央本線(一般旅客列車)東大門区
125祭基洞駅제기동역Jegi-dong1.01.0 
126新設洞駅신설동역Sinseol-dong0.91.9ソウル交通公社 2号線聖水支線 (211-4)
牛耳新設軽電鉄 牛耳新設線 (S122)
127東廟前駅동묘앞역Dongmyo0.72.6ソウル交通公社: 6号線 (636)鐘路区
128東大門駅동대문역Dongdaemun0.63.2ソウル交通公社: 4号線地下鉄4号線) (421)
129鐘路5街駅종로5가역Jongno 5(o)-ga0.84.0 
130鐘路3街駅종로3가역Jongno 3(sam)-ga0.94.9ソウル交通公社: 3号線地下鉄3号線) (329)・ 5号線 (534)
131鐘閣駅종각역Jonggak0.85.7 
132市庁駅시청역City Hall1.06.7ソウル交通公社: 2号線 (201)中区
133ソウル駅駅서울역Seoul Station1.17.8ソウル交通公社: 4号線(地下鉄4号線) (426)
韓国鉄道公社: 京釜電鉄線(直通運転)・ 京義・中央線 (P313)・KTX京釜高速線・京釜本線(一般旅客列車)
空港鉄道 仁川国際空港鉄道 (A01)
KORAIL京釜本線経由長項線新昌餅店基地線西東灘京仁線仁川まで直通運転

日本の関与

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日本の技術協力と円借款によって建設された。

朝鮮戦争の英雄であり、交通部長官に就任した白善燁が、日本の運輸大臣としてよど号ハイジャック事件対応への謝意を示して「なにかお手伝いできることがあれば申し付けてください」と申し入れてきた橋本登美三郎に対して援助を打診したことから、日韓合同のプロジェクトとなった[1]

1974年8月15日の光復節を期して開通記念式典が行われ、朴正煕大統領も出席して華々しく祝われるはずであったが、当日に文世光事件が発生してしまったため実現しなかった[1]

金炯旭によれば、地下鉄車両の導入に関わった三菱商事丸紅三井物産・日商岩井(現・双日)の日本商社連合から岸信介ほか日韓の実力者にリベートが支払われていたとされる[1]

脚注

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  1. ^ a b c 内藤陽介 (2011年8月26日). “切手に描かれたソウル 第14回 「地下鉄ソウル駅」”. www.toyo-keizai.co.jp. 東洋経済日報. 2020年5月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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