ティティパン・プアンチャン

タイのサッカー選手

ティティパン・プアンチャン: Thitiphan Puangchan, Thitipan Puangchanタイ語: ฐิติพันธ์ พ่วงจันทร์1993年9月1日 - )は、タイ王国スパンブリー県出身のプロサッカー選手タイ・リーグ1バンコク・ユナイテッドFC所属。タイ代表。ポジションはミッドフィールダーボランチ)。

ティティパン・プアンチャン
タイ代表でのティティパン
AFCアジアカップ2019にて)
名前
愛称ニュー[1]
ラテン文字THITIPHAN Puangchan,
THITIPAN Puangchan
タイ語ฐิติพันธ์ พ่วงจันทร์
基本情報
国籍タイ王国の旗 タイ
生年月日 (1993-09-01) 1993年9月1日(30歳)
出身地スパンブリー県
身長178cm[2]
体重65kg[2]
選手情報
在籍チームタイ王国の旗 バンコク・ユナイテッドFC
ポジションMF (DH[2])
背番号18
利き足右足
ユース
2005-2010サトリウィタヤ・2スクール英語版
2010-2011ムアントン・ユナイテッド
クラブ1
クラブ出場(得点)
2011-2016タイ王国の旗 ムアントン・ユナイテッド 87 (8)
2011タイ王国の旗 スパンブリー (loan) 15 (3)
2016-2017タイ王国の旗 チェンライ・ユナイテッド 42 (6)
2018-タイ王国の旗 BGパトゥム・ユナイテッド 55 (8)
2019日本の旗 大分トリニータ (loan) 20 (0)
2021タイ王国の旗 バンコク・ユナイテッドFC (loan) 26 (3)
2022-タイ王国の旗 バンコク・ユナイテッドFC 25 (3)
代表歴2
2011-2012タイ王国の旗 タイ U-1910 (4)
2012-2016タイ王国の旗 タイ U-2318 (7)
2013-タイ王国の旗 タイ53 (7)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年1月5日現在。
2. 2023年3月29日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

日本ではティッチパン・プアンジャンというカナ表記も使用される事がある[3]

来歴

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ムアントン・ユナイテッド時代

クラブ

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ムアントン・ユナイテッドFCトップチームへの昇格後、1年目からタイ2部に所属していたスパンブリーFC期限付き移籍し試合経験を積んだ。ムアントンに復帰した2012年にはタイ・プレミアリーグ優勝を経験。

その後は順調に年代別代表に選出されるなど活躍を続けていたが[4]2016年チャナティップ・ソングラシンら3選手が加入すると出場機会が減り、同年5月にチェンライ・ユナイテッドFCに移籍した[4]2018年に移籍金3000万バーツ(約1億4000万円)でバンコク・グラスFC(現:BGパトゥム・ユナイテッドFC)に移籍[5]。同年5月に加入したタナブーン・ケサラットと中盤を構成するも、チームの調子は上がらず最終節でタイ・リーグ2降格の憂き目に遭った[4]

2018シーズン終了後にバンコク・グラス公式サイト内のライブ番組にて、同クラブ会長のパウィン・ピロムパクディが提携先であるJリーグ・セレッソ大阪に期限付き移籍する見込みであると語ったが[4]、後に交渉は立ち消えになったとタイ国内で報道された[6]。その後、新たな移籍先として大分トリニータが浮上し、2019年1月18日に大分への期限付き移籍での加入内定が発表された[2]AFCアジアカップ参加により、チームへの合流はリーグ開幕の約3週間前であったが、本人も予想外であったという2月23日の開幕節・鹿島アントラーズ戦のスターティングメンバーに選出されると、カウンターの起点も担うなどチームの勝利に貢献。試合後同僚の松本怜は「大分の細かい戦術を理解するのは難しいし、ましてや外国人。あそこまで理解してスムーズにプレーできるのはかなりすごい」と称賛し、ボランチコンビを組んだ前田凌佑は「ニューは攻撃も守備も両方できるので、ちょっとフォローするだけで良い」とコメントした[7]5月8日YBCルヴァンカップグループステージ第5節・ヴィッセル神戸戦にて、同試合の決勝点となる来日初得点を記録した[8]。ただ、第7節で島川俊郎にポジションを奪われるとその後は先発機会が減少、通算でリーグ戦20試合の出場であった。

2020年、BGパトゥム・ユナイテッドに復帰[9]。復帰後はチームの主力として2020-21シーズンのタイ・リーグ1優勝に貢献した。

2021年8月、同年末で満了するBGパトゥム・ユナイテッドとの契約を延長せずにJリーグ復帰を希望しているとサイアムスポーツによって報じられたが[10]、8月16日に1シーズンローンバンコク・ユナイテッドFCに加入することが発表された[11][12]

タイ代表

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2011年にU-19タイ代表に選出されて以降、U-23代表、A代表と各世代で名を連ねている。2019年、AFCアジアカップ2019のメンバーに選出されると、予選リーグ・決勝トーナメントと計4試合にフル出場し[2]、グループA最終節・開催国のUAE戦では0-1の状況から同点となるゴールを決め、チームを決勝トーナメント進出に導いた[13]

人物・エピソード

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  • タイ代表選手のパイロテ・プアンチャン英語版を父親に持つ[5]。父親の活躍がニュースになったことから、ニュースという語句を短くした「ニュー」という愛称で周りから呼ばれるようになった[1][14]
  • 同級生で2017年から北海道コンサドーレ札幌でプレーしているチャナティップとは幼少期からの仲で、「彼の活躍がタイで大きく報道され、Jリーグの人気も出て試合が放送されていることも大きい」と、自身の後のJ入りの決断に影響を与えた事を明かしている[14]

所属クラブ

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個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点出場得点出場得点 出場得点
タイリーグ戦 リーグ杯FA杯期間通算
2011スパンブリー25ディビジョン1153153
2012ムアントン・UTPL/
T1
103103
2013250250
2014140140
2015305305
20168080
チェンライ・U28121121
20178305305
2018バンコク・G325325
日本リーグ戦 リーグ杯天皇杯期間通算
2019大分44J12003120251
日本リーグ戦 リーグ杯天皇杯期間通算
2020BGパトゥム・U8T1
通算タイT11611916119
タイディビジョン1153153
日本J12003120251
総通算19622312020123
国際大会個人成績
年度クラブ背番号出場得点
AFCACL
2013ムアントン・U2520
201420
201620
通算AFC60

タイトル

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クラブ

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ムアントン・ユナイテッドFC
チェンライ・ユナイテッドFC
BGパトゥム・ユナイテッドFC

代表

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U-19タイ代表
U-23タイ代表
タイ代表

代表歴

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試合数

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  • 国際Aマッチ 33試合 6得点(2013年 - )

ゴール

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#開催年月日開催地対戦国勝敗試合概要
1.2013年3月22日レバノンベイルート レバノン●2-5AFCアジアカップ2015 (予選)
2.
3.2017年7月14日タイバンコク 朝鮮民主主義人民共和国○3-02017キングスカップ
4.2017年10月5日ミャンマーマンダレー ミャンマー○3-1親善試合
5.2018年10月14日タイ、スパンブリー トリニダード・トバゴ○1-0
6.2019年1月14日アラブ首長国連邦アル・アイン アラブ首長国連邦△1-1AFCアジアカップ2019

脚注

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  1. ^ a b 鹿児島キャンプレポート5日目(1月29日)”. 大分トリニータ (2019年1月30日). 2019年2月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e ティティパン選手 バンコク・グラスFCより期限付き移籍加入内定のお知らせ』(プレスリリース)大分トリニータ、2019年1月18日https://www.oita-trinita.co.jp/news/20190148291/2019年1月18日閲覧 
  3. ^ チャナティップ起点にゴール! ザッケローニUAEとタイ、共に決勝T進出決定”. サッカーキング. フロムワン (2019年1月15日). 2019年1月29日閲覧。
  4. ^ a b c d タイ代表ティティパンが来季Jリーグ、セレッソ大阪入り?”. BKK Sport Online (2018年12月13日). 2019年1月19日閲覧。
  5. ^ a b アジアで最もホットな大会AFFスズキカップ。注目選手を一挙に紹介:MF編”. FOOTBALL TRIBE (2018年11月14日). 2019年1月14日閲覧。
  6. ^ ティーラトンは横浜Fマリノス、ティティパンは大分トリニータ入りへ”. BKK Sport Online (2019年1月18日). 2019年1月19日閲覧。
  7. ^ 同僚からも賞賛の声…大分のタイ代表MFティティパンが開幕Jデビュー”. ゲキサカ. 講談社 (2019年2月23日). 2019年5月14日閲覧。
  8. ^ 【ルヴァン杯】タイ代表MFの移籍後初ゴールで大分が2位浮上!首位C大阪は名古屋とドロー|Cグループ”. サッカーダイジェストWeb. 日本スポーツ企画出版社 (2019年5月8日). 2019年5月8日閲覧。
  9. ^ ティティパン選手 期限付き移籍満了のお知らせ』(プレスリリース)大分トリニータ、2020年1月7日https://www.oita-trinita.co.jp/news/20200156173/2020年1月7日閲覧 
  10. ^ 本多辰成 (2021年8月7日). “元大分のタイ代表MFティティパンがJリーグ復帰を希望か”. サッカーキング. 2021年8月16日閲覧。
  11. ^ "BG UPDATE : "เดอะ แรบบิท" ปล่อยยืม "ฐิติพันธ์" ซบ "แข้งเทพ"" (Press release) (タイ語). BGパトゥム・ユナイテッドFC. 16 August 2021. 2021年8月16日閲覧
  12. ^ タイ語)『An unveiling recap of New Thitiphan Puangjan, True Bangkok United’s latest singing midfielder.』(プレスリリース)バンコク・ユナイテッドFC、2021年8月16日https://www.facebook.com/truebangkokunited/posts/46350024598961032021年8月16日閲覧 
  13. ^ タイ代表MFティティパンが大分に期限付き移籍! アジア杯UAE戦で値千金同点弾”. 超ワールドサッカー. CWS Brains (2019年1月18日). 2019年1月19日閲覧。
  14. ^ a b ““タイのランパード”大分MFティティパンが入団会見「10位以内に導きたい」”. スポーツニッポン. (2019年2月8日). https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2019/02/08/kiji/20190208s00002179277000c.html 2019年2月8日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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