ATPファイナルズ

男子テニスATPツアーのシーズン最終戦

Nitto ATPファイナルズ: Nitto ATP Finals)は、トーナメント方式の国際テニス大会であるATPツアーのシーズン最終戦である。ATPレースなどによりシングルス8名、ダブルス8組が選出され年間王者を決定する。優勝者に贈られる賞金額が世界で1番高額な大会としても知られている[要出典]

ATPファイナルズ
2023年ATPファイナルズ
ATPツアー
大会名Nitto ATPファイナルズ
スポンサー日東電工 (2017–)
開始年1970年
開催地イタリアの旗 イタリア
トリノ (2021–2025)
会場イナルピ・アリーナ
カテゴリATPファイナルズ
サーフェスハード / 室内
ドロー8S / 8D
賞金総額$15,000,000 (2023)
最多優勝セルビアの旗 ノバク・ジョコビッチ (7回)
前回優勝セルビアの旗 ノバク・ジョコビッチ
公式サイト
NittoATPFinals.com

このトーナメントは、他のATPツアーイベントでは見られない独自の形式を採用しており、プレイヤーは4人ずつ2つのグループに分けられ、それぞれ総当たり戦を行う。総当たり戦を勝ち抜いた各グループの上位2名が準決勝に進み、その後の決勝で優勝者を決める。

歴史

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1970年日本東京都体育館で「ペプシ・グランプリ・マスターズ」(Pepsi Grand Prix Masters)として第1回大会が行われた。「ザ・マスターズ」(The Masters)とも言われ、この年以降、各国持ち回りで行われたが、1977年からはシングルスはアメリカニューヨーク、ダブルスはイギリスロンドンで行われるようになる。以降はWTAツアー選手権との同時開催で行われた。

1990年に「ATPツアー世界選手権」(ATP Tour World Championships)に改称され、1999年までドイツフランクフルトハノーファーで行われていた。2000年の第31回大会から「テニス・マスターズ・カップ」(Tennis Masters Cup)という名称になり、2005年から2008年までは中国上海上海旗忠森林体育城テニスセンターで開催された。

2009年からはイギリスロンドンO2アリーナで開催されるとともに、大会名称も「ATPワールドツアー・ファイナルズ」(ATP World Tour Finals)に変更された。2017年より「ATPファイナルズ」(ATP Finals)に改称し、ロンドンでの開催を2020年まで延長[1]。これと同時に、日東電工が新たなタイトルスポンサーとなった[1][2]

2021年から25年まではイタリアトリノでの開催が決まっている[3][4]

本大会のシングルス優勝者にはブラッド・ドルーエット・トロフィーが授与される[注 1][6]

出場資格

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1月からの年間レースランキングを元に上位8人を選出。9位-20位の選手の中にグランドスラム優勝者が居た場合、8位の選手に替わって出場(2人以上いる場合ランキング上位の選手1人のみ出場)。[7][8]補欠は9位-20位の間で辞退者を除く上位2名が選出され、ラウンドロビンで出場選手がけがなどで棄権した場合に代わりに出場するが、出場しなくても賞金は与えられる。

レースランキングは1シーズンに出場した獲得ポイントの多い18大会分の合計ポイントで計算する。

大会方式

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シングルスは8名、ダブルスは8組がグループAとグループBに4名(組)ずつ振り分けられる。振り分け方はレース・ランキングを参考に行われることが多い。

2つのグループ内で、「ラウンドロビン」と呼ばれる1次リーグを総当たり戦方式で行い、各グループの戦績上位2名および2組が準決勝に進出できる。準決勝の勝者は決勝に進出する。

試合形式

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各グループでのラウンドロビンおよび準決勝はベスト・オブ3タイブレーク・セットで行われる。決勝は年によってはベスト・オブ5タイブレーク・セットで行われる事もあったが、2008年以降はベスト・オブ3タイブレーク・セットで行われている。

ポイント・賞金

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(賞金は2021年大会のもの)[9]

ステージポイントシングルスダブルス(1)
補欠選手N/A$93,000$33,000
試合出場N/A$173,000$82,000
ラウンドロビン1勝につき200$173,000$33,000
準決勝で勝利400$530,000$84,000
決勝で勝利500$1,094,000$164,000
全勝優勝(2)(3)1,500$2,316,000$429,000
  • (1) チームの賞金
  • (2) ポイントはラウンドロビン3勝・準決勝で勝利・決勝で勝利の合計
  • (3) 賞金は試合出場・ラウンドロビン3勝・準決勝で勝利・決勝で勝利の合計

大会歴代優勝者

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シングルス

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ザ・マスターズ (The Masters)
開催地優勝者準優勝者決勝結果出典
1970年 東京 スタン・スミス ロッド・レーバーラウンドロビン[1]
1971年 パリ イリ・ナスターゼ スタン・スミスラウンドロビン[2]
1972年 バルセロナ イリ・ナスターゼ スタン・スミス6-3, 6-2, 3-6, 2-6, 6-3[3]
1973年 ボストン イリ・ナスターゼ トム・オッカー6-3, 7-5, 4-6, 6-3[4]
1974年 メルボルン ギリェルモ・ビラス イリ・ナスターゼ7-6, 6-2, 3-6, 6-4[5]
1975年 ストックホルム イリ・ナスターゼ ビョルン・ボルグ6-2, 6-2, 6-1[6]
1976年 ヒューストン マニュエル・オランテス ヴォイチェフ・フィバク5-7, 6-2, 0-6, 7-6, 6-1[7]
1977年 ニューヨーク ジミー・コナーズ ビョルン・ボルグ6-4, 1-6, 6-4[8]
1978年 ニューヨーク ジョン・マッケンロー アーサー・アッシュ6-7, 6-3, 7-5[9]
1979年 ニューヨーク ビョルン・ボルグ ビタス・ゲルレイティス6-2, 6-2[10]
1980年 ニューヨーク ビョルン・ボルグ イワン・レンドル6-4, 6-2, 6-2[11]
1981年 ニューヨーク イワン・レンドル ビタス・ゲルレイティス6-7, 2-6, 7-6, 6-2, 6-4[12]
1982年 ニューヨーク イワン・レンドル ジョン・マッケンロー6-4, 6-4, 6-2[13]
1983年 ニューヨーク ジョン・マッケンロー イワン・レンドル6-3, 6-4, 6-4[14]
1984年 ニューヨーク ジョン・マッケンロー イワン・レンドル7-5, 6-0, 6-4[15]
1985年 ニューヨーク イワン・レンドル ボリス・ベッカー6-2, 7-6, 6-3[16]
1986年 ニューヨーク イワン・レンドル ボリス・ベッカー6-4, 6-4, 6-4[17]
1987年 ニューヨーク イワン・レンドル マッツ・ビランデル6-2, 6-2, 6-3[18]
1988年 ニューヨーク ボリス・ベッカー イワン・レンドル5-7, 7-6, 3-6, 6-2, 7-6[19]
1989年 ニューヨーク ステファン・エドベリ ボリス・ベッカー4-6, 7-6, 6-3, 6-1[20]
ATPツアー世界選手権 (ATP Tour World Championships)
開催地優勝者準優勝者決勝結果出典
1990年 フランクフルト アンドレ・アガシ ステファン・エドベリ5-7, 7-6, 7-5, 6-2[21]
1991年 フランクフルト ピート・サンプラス ジム・クーリエ3-6, 7-6, 6-3, 6-4[22]
1992年 フランクフルト ボリス・ベッカー ジム・クーリエ6-4, 6-3, 7-5[23]
1993年 フランクフルト ミヒャエル・シュティヒ ピート・サンプラス7-6, 2-6, 7-6, 6-2[24]
1994年 フランクフルト ピート・サンプラス ボリス・ベッカー4-6, 6-3, 7-5, 6-4[25]
1995年 フランクフルト ボリス・ベッカー マイケル・チャン7-6, 6-0, 7-6[26]
1996年 ハノーファー ピート・サンプラス ボリス・ベッカー3-6, 7-6, 7-6, 6-7, 6-4[27]
1997年 ハノーファー ピート・サンプラス エフゲニー・カフェルニコフ6-3, 6-2, 6-2[28]
1998年 ハノーファー アレックス・コレチャ カルロス・モヤ3-6, 3-6, 7-5, 6-3, 7-5[29]
1999年 ハノーファー ピート・サンプラス アンドレ・アガシ6-1, 7-5, 6-4[30]
テニス・マスターズ・カップ (Tennis Masters Cup)
開催地優勝者準優勝者決勝結果出典
2000年 リスボン グスタボ・クエルテン アンドレ・アガシ6-4, 6-4, 6-4[31]
2001年 シドニー レイトン・ヒューイット セバスチャン・グロジャン6-3, 6-3, 6-4[32]
2002年 上海市 レイトン・ヒューイット フアン・カルロス・フェレーロ7-5, 7-5, 2-6, 2-6, 6-4[33]
2003年 ヒューストン ロジャー・フェデラー アンドレ・アガシ6-3, 6-0, 6-4[34]
2004年 ヒューストン ロジャー・フェデラー レイトン・ヒューイット6-3, 6-2[35]
2005年 上海市 ダビド・ナルバンディアン ロジャー・フェデラー6-7, 6-7, 6-2, 6-1, 7-6[36]
2006年 上海市 ロジャー・フェデラー ジェームズ・ブレーク6-0, 6-3, 6-4[37]
2007年 上海市 ロジャー・フェデラー ダビド・フェレール6-2, 6-3, 6-2[38]
2008年 上海市 ノバク・ジョコビッチ ニコライ・ダビデンコ6-1, 7-5[39]
ATPワールドツアー・ファイナルズ (ATP World Tour Finals)
開催地優勝者準優勝者決勝結果出典
2009年 ロンドン ニコライ・ダビデンコ フアン・マルティン・デル・ポトロ6-3, 6-4
2010年 ロンドン ロジャー・フェデラー ラファエル・ナダル6-3, 3-6, 6-1
2011年 ロンドン ロジャー・フェデラー ジョー=ウィルフリード・ツォンガ6-3, 6-7, 6-3
2012年 ロンドン ノバク・ジョコビッチ ロジャー・フェデラー7-6, 7-5
2013年 ロンドン ノバク・ジョコビッチ ラファエル・ナダル6-3, 6-4
2014年 ロンドン ノバク・ジョコビッチ ロジャー・フェデラー不戦勝
2015年 ロンドン ノバク・ジョコビッチ ロジャー・フェデラー6-3, 6-4
2016年 ロンドン アンディ・マリー ノバク・ジョコビッチ6-3, 6-4
ATPファイナルズ (ATP Finals)
開催地優勝者準優勝者決勝結果出典
2017年 ロンドン グリゴール・ディミトロフ ダビド・ゴファン7-5, 4-6, 6-3
2018年 ロンドン アレクサンダー・ズベレフ ノバク・ジョコビッチ6-4, 6-3
2019年 ロンドン ステファノス・チチパス ドミニク・ティーム6-7(6-8), 6-2, 7-6(7-4)
2020年 ロンドン ダニール・メドベージェフ ドミニク・ティーム4-6, 7-6(7-2), 6-4
2021年 トリノ アレクサンダー・ズベレフ ダニール・メドベージェフ6-4, 6-4
2022年 トリノ ノバク・ジョコビッチ キャスパー・ルード7-5, 6-3
2023年 トリノ ノバク・ジョコビッチ ヤニック・シナー6-3, 6-3

ダブルス

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ザ・マスターズ (The Masters)
開催地優勝者準優勝者決勝結果出典
1975年 ストックホルム フアン・ヒスベルト
マニュエル・オランテス
出場4組の総当たり戦、最高勝率チームが優勝
1976年 ヒューストン シャーウッド・スチュワート
フレッド・マクネアー
ブライアン・ゴットフリート
ラウル・ラミレス
6-3, 5-7, 5-7, 6-4, 6-4[40]
1977年 ニューヨーク ボブ・ヒューイット
フルー・マクミラン
スタン・スミス
ボブ・ルッツ
7-5, 7-6, 6-3[41]
1978年 ニューヨーク ジョン・マッケンロー
ピーター・フレミング
ヴォイチェフ・フィバク
トム・オッカー
6-4, 6-2, 6-4[42]
1979年 ニューヨーク ジョン・マッケンロー
ピーター・フレミング
ヴォイチェフ・フィバク
トム・オッカー
6-3, 7-6, 6-1[43]
1980年 ニューヨーク ジョン・マッケンロー
ピーター・フレミング
ピーター・マクナマラ
ポール・マクナミー
6-4, 6-3[44]
1981年 ニューヨーク ジョン・マッケンロー
ピーター・フレミング
ケビン・カレン
スティーブ・デントン
6-3, 6-3[45]?
1982年 ニューヨーク ジョン・マッケンロー
ピーター・フレミング
シャーウッド・スチュワート
ファーディ・テイガン
7-5, 6-3[46]
1983年 ニューヨーク ジョン・マッケンロー
ピーター・フレミング
パベル・スロジル
トマシュ・スミッド
6-2, 6-2[47]
1984年 ニューヨーク ジョン・マッケンロー
ピーター・フレミング
シャーウッド・スチュワート
マーク・エドモンドソン
6-3, 6-1[48]
1985年 ニューヨーク ステファン・エドベリ
アンダース・ヤリード
マッツ・ビランデル
ヨアキム・ニーストロム
6-1, 7-6[49]
1986年 ロンドン ステファン・エドベリ
アンダース・ヤリード
ヤニック・ノア
ギー・フォルジェ
6-3, 7-6, 6-3[50]?
1987年 ロンドン ミロスラフ・メチージュ
トマシュ・スミッド
ケン・フラック
ロバート・セグソ
6-4, 7-5, 6-7, 6-3[51]?
1988年 ロンドン リック・リーチ
ジム・ピュー
エミリオ・サンチェス
セルヒオ・カサル
6-4, 6-3, 2-6, 6-0[52]?
1989年 ロンドン ジム・グラブ
パトリック・マッケンロー
ジョン・フィッツジェラルド
アンダース・ヤリード
7-5, 7-6, 5-7, 6-3[53]?
ATPツアーダブルス世界選手権 (ATP Tour World Doubles Championships)
開催地優勝者準優勝者決勝結果出典
1990年 サンクチュアリーコーブ ギー・フォルジェ
ヤコブ・ラセク
エミリオ・サンチェス
セルヒオ・カサル
6-4, 7-6, 5-7, 6-4[54]
1991年 ヨハネスブルグ ジョン・フィッツジェラルド
アンダース・ヤリード
ケン・フラック
ロバート・セグソ
6-4, 6-4, 2-6, 6-4[55]
1992年 ヨハネスブルグ マーク・ウッドフォード
トッド・ウッドブリッジ
ジョン・フィッツジェラルド
アンダース・ヤリード
6-2, 7-6, 5-7, 3-6, 6-3[56]
1993年 ヨハネスブルグ ヤッコ・エルティン
ポール・ハーフース
マーク・ウッドフォード
トッド・ウッドブリッジ
7-6, 7-6, 6-4[57]
1994年 ジャカルタ ヨナス・ビョルクマン
ヤン・アペル
マーク・ウッドフォード
トッド・ウッドブリッジ
6-4, 4-6, 4-6, 7-6, 7-6[58]
1995年 アイントホーフェン パトリック・ガルブレイス
グラント・コネル
ヤッコ・エルティン
ポール・ハーフース
7-6, 7-6, 3-6, 7-6[59]
1996年 ハートフォード マーク・ウッドフォード
トッド・ウッドブリッジ
セバスチャン・ラルー
アレックス・オブライエン
6-4, 5-7, 6-2, 7-6[60]
1997年 ハートフォード リック・リーチ
ジョナサン・スターク
マヘシュ・ブパシ
リーンダー・パエス
6-3, 6-4, 7-6[61]
1998年 ハートフォード ヤッコ・エルティン
ポール・ハーフース
ダニエル・ネスター
マーク・ノールズ
6-4, 6-2, 7-5[62]
1999年 ハートフォード セバスチャン・ラルー
アレックス・オブライエン
マヘシュ・ブパシ
リーンダー・パエス
6-3, 6-2, 6-2[63]
2000年 バンガロール ドナルド・ジョンソン
ピート・ノーバル
マヘシュ・ブパシ
リーンダー・パエス
7-6, 6-3, 6-4[64]
2001年-02年
ダブルス開催なし
テニス・マスターズ・カップ (Tennis Masters Cup)
開催地優勝者準優勝者決勝結果出典
2003年 ヒューストン ボブ・ブライアン
マイク・ブライアン
ファブリス・サントロ
ミカエル・ロドラ
6-7, 6-3, 3-6, 7-6, 6-4[65]
2004年 ヒューストン ボブ・ブライアン
マイク・ブライアン
ウェイン・ブラック
ケビン・ウリエット
4-6, 7-5, 6-4, 6-2[66]
2005年 上海市 ファブリス・サントロ
ミカエル・ロドラ
リーンダー・パエス
ネナド・ジモニッチ
6-7, 6-3, 7-6[67]
2006年 上海市 ヨナス・ビョルクマン
マックス・ミルヌイ
ダニエル・ネスター
マーク・ノールズ
6-2, 6-4[68]
2007年 上海市 ダニエル・ネスター
マーク・ノールズ
シーモン・アスペリン
ユリアン・ノール
6-2, 6-3[69]
2008年 上海市 ダニエル・ネスター
ネナド・ジモニッチ
ボブ・ブライアン
マイク・ブライアン
7-6, 6-2[70]
ATPワールドツアー・ファイナルズ (ATP World Tour Finals)
開催地優勝者準優勝者決勝結果出典
2009年 ロンドン ボブ・ブライアン
マイク・ブライアン
マックス・ミルヌイ
アンディ・ラム
7-6, 6-3
2010年 ロンドン ダニエル・ネスター
ネナド・ジモニッチ
マヘシュ・ブパシ
マックス・ミルヌイ
7-6, 6-4
2011年 ロンドン マックス・ミルヌイ
ダニエル・ネスター
マルチン・マトコフスキ
マリウシュ・フィルステンベルク
7-5, 6-3
2012年 ロンドン マルセル・グラノリェルス
マルク・ロペス
マヘシュ・ブパシ
ロハン・ボパンナ
7-5, 3-6, [10-3]
2013年 ロンドン ダビド・マレーロ
フェルナンド・ベルダスコ
ボブ・ブライアン
マイク・ブライアン
7-5, 6-7(3-7), [10-7]
2014年 ロンドン ボブ・ブライアン
マイク・ブライアン
イワン・ドディグ
マルセロ・メロ
6-7(5-7), 6-2, [10-7]
2015年 ロンドン ジャン=ジュリアン・ロジェ
ホリア・テカウ
ロハン・ボパンナ
フロリン・メルジェ
6-4, 6-3
2016年 ロンドン ヘンリ・コンティネン
ジョン・ピアーズ
レイベン・クラーセン
ラジーブ・ラム
2-6, 6-1, [10-8]
ATPファイナルズ (ATP Finals)
開催地優勝者準優勝者決勝結果出典
2017年 ロンドン ヘンリ・コンティネン
ジョン・ピアーズ
ルカシュ・クボット
マルセロ・メロ
6-4, 6-2
2018年 ロンドン マイク・ブライアン
ジャック・ソック
ピエール=ユーグ・エルベール
ニコラ・マユ
5-7, 6-1, [13-11]
2019年 ロンドン ピエール=ユーグ・エルベール
ニコラ・マユ
レイベン・クラーセン
マイケル・ヴィーナス
6-3, 6-4
2020年 ロンドン ウェスリー・クールホフ
ニコラ・メクティッチ
ユルゲン・メルツァー
エドゥアール・ロジェ=バセラン
6-2, 3-6, [10-5]
2021年 トリノ ピエール=ユーグ・エルベール
ニコラ・マユ
ラジーブ・ラム
ジョー・ソールズベリー
6-4, 7-6(7-0)
2022年 トリノ ラジーブ・ラム
ジョー・ソールズベリー
マテ・パビッチ
ニコラ・メクティッチ
7-6(7-4), 6-4
2023年 トリノ ラジーブ・ラム
ジョー・ソールズベリー
マルセル・グラノリェルス
オラシオ・セバジョス
6-3, 6-4

優勝回数ランキング

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選手名回数
1. ノバク・ジョコビッチ7
2. ロジャー・フェデラー6
3. イワン・レンドル5
ピート・サンプラス
5. イリ・ナスターゼ4
6. ジョン・マッケンロー3
ボリス・ベッカー
8. ビョルン・ボルグ2
レイトン・ヒューイット
アレクサンダー・ズベレフ
11. スタン・スミス1
ギリェルモ・ビラス
マニュエル・オランテス
ジミー・コナーズ
ステファン・エドベリ
アンドレ・アガシ
ミヒャエル・シュティヒ
アレックス・コレチャ
グスタボ・クエルテン
ダビド・ナルバンディアン
ニコライ・ダビデンコ
アンディ・マリー
グリゴール・ディミトロフ
ステファノス・チチパス
ダニール・メドベージェフ

太字は現役選手

過去のシングルス出場者

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12345678
2023 ジョコビッチ アルカラス メドベージェフ シナー ルブレフ チチパス
(代役: フルカチュ)
A.ズベレフ ルーネ
2022 ナダル チチパス ルード メドベージェフ オジェ=アリアシム ルブレフ ジョコビッチ フリッツ
2021 ジョコビッチ メドベージェフ A.ズベレフ チチパス
(代役: ノリー)
ルブレフ ベレッティーニ
(代役: シナー)
ルード フルカチュ
2020 ジョコビッチ ナダル ティーム メドベージェフ A.ズベレフ チチパス ルブレフ シュワルツマン
2019 ナダル ジョコビッチ フェデラー メドベージェフ ティーム チチパス A.ズベレフ ベレッティーニ
2018 ジョコビッチ フェデラー A.ズベレフ アンダーソン チリッチ ティーム 錦織 イズナー
2017 ナダル
(代役: カレーニョ・ブスタ)
フェデラー A.ズベレフ ティーム チリッチ ディミトロフ ゴファン ソック
2016 マリー ジョコビッチ ワウリンカ ラオニッチ 錦織 モンフィス
(代役: ゴファン)
チリッチ ティーム
2015 ジョコビッチ マリー フェデラー ワウリンカ ナダル ベルディヒ フェレール 錦織
2014 ジョコビッチ フェデラー ワウリンカ 錦織 マリー ベルディヒ ラオニッチ
(代役: フェレール)
チリッチ
2013 ナダル ジョコビッチ フェレール デル・ポトロ ベルディヒ フェデラー ワウリンカ ガスケ
2012 ジョコビッチ フェデラー マリー フェレール ベルディヒ デル・ポトロ ツォンガ ティプサレビッチ
2011 ジョコビッチ ナダル マリー
(代役: ティプサレビッチ)
フェデラー フェレール ツォンガ ベルディヒ フィッシュ
2010 ナダル フェデラー ジョコビッチ セーデリング マリー ベルディヒ フェレール ロディック
2009 フェデラー ナダル ジョコビッチ マリー デル・ポトロ ダビデンコ ベルダスコ セーデリング
欠場・棄権交代選手1交代選手2
2023 チチパス (6位) フルカチュ
( チチパスの代役)
フリッツ
2022 アルカラス (1位) ルーネ フルカチュ
2021 チチパス (4位)
ベレッティーニ (6位)
シナー
( ベレッティーニの代役)
ノリー
( チチパスの代役)
2020 ベレッティーニ シャポバロフ
2019 バウティスタ・アグート モンフィス
2018 ナダル (2位)
デル・ポトロ (4位)
ハチャノフ チョリッチ
2017 ナダル (1位)
ワウリンカ (7位)
カレーニョ・ブスタ
( ナダルの代役)
クエリー
2016 モンフィス (6位)
ナダル (8位)
ゴファン
( モンフィスの代役)
バウティスタ・アグート
2015 ガスケ イズナー
2014 ナダル (3位)
ラオニッチ (8位)
フェレール
( ラオニッチの代役)
ロペス
2013 マリー (4位) ツォンガ ラオニッチ
2012 ナダル (4位) ガスケ アルマグロ
2011 マリー (3位) ティプサレビッチ
( マリーの代役)
アルマグロ
2010 ベルダスコ ユージニー
2009 ロディック (6位) ツォンガ リュビチッチ

ラウンドロビンのグループ名

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2015年より、ラウンドロビンのグループの名称にかつての名選手の名前が付けられるようになった。なお、2019年よりダブルスのグループ名は1人となっている。

シングルスAシングルスBダブルスAダブルスB出典
2020東京1970ロンドン2020 ボブ・ブライアン マイク・ブライアン[10]
2019 アンドレ・アガシ ビョルン・ボルグ マックス・ミルヌイ ヨナス・ビョルクマン
2018 グーガ・クエルテン レイトン・ヒューイット ノールズ / ネスター ロドラ / サントロ
2017 ピート・サンプラス ボリス・ベッカー ウッドブリッジ / ウッドフォード エルティン / ハーフース
2016 ジョン・マッケンロー イワン・レンドル フレミング / マッケンロー エドベリ / ヤリード
2015 スタン・スミス イリ・ナスターゼ アッシュ / スミス フレミング / マッケンロー

放送

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2013年は、英国ではSky SportsBBCが放送した[11]。他にキー局として米国テニス・チャンネルセルビアB92中東アルジャジーラスペインTVEブラジルのSporTV、日本GAORAが各国で放送している[11]

日本においては、GAORAが放映権を取得しており、2013年からシングルスの全試合完全生中継とダブルスの後日録画放送を実施している[11][12]。2014年大会では、錦織圭の日本人初のツアーファイナルズ出場を記念し、錦織出場の1次リーグ全3試合をBS放送BS朝日[13]、準決勝を地上波テレビ朝日系列が生中継で放送した[14]。2015年はNHKが地上波とBSの放映権を取得し、総合とBS1でシングルスを全試合完全生中継で放送した。2018年はWOWOWメンバーズオンデマンドParaviが全試合完全生中継、NHK-BS1が一部の試合を完全生中継。2023年WOWOWメンバーズオンデマンド全試合完全生中継。

関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ ブラッド・ドルーエットはATPツアーの元会長であり、2012年1月に就任したが、2013年5月3日に筋萎縮性側索硬化症の為、死去した[5]

出典

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  1. ^ a b ATP Extends Season-Ending Finale In London Through 2020 With New Title Partner Nitto Denko Corporation”. atptour.com (2017年5月25日). 2020年8月15日閲覧。
  2. ^ 日東電工、男子テニスATPの大会スポンサーに”. nikkei.com (2017年5月25日). 2020年8月15日閲覧。
  3. ^ Turin To Host ATP Finals From 2021 To 2025”. ATPTour.com. ATP Tour (2019年4月24日). 2020年8月15日閲覧。
  4. ^ “東京開催はならず、ATPファイナルズは21年から伊トリノで”. AFPBB News. AFP. (2019年4月25日). https://www.afpbb.com/articles/-/3222463 2021年10月16日閲覧。 
  5. ^ Brad Drewett Leaves Lasting Legacy”. atptour.com (2013年5月4日). 2020年8月15日閲覧。
  6. ^ Singles Champion To Hoist Brad Drewett Trophy”. nittoatpfinals.com. 2020年8月15日閲覧。
  7. ^ 2014 ATP World Tour Rulebook”. ATP World Tour. 2015年4月6日閲覧。
  8. ^ 『Number』869号(2015年1月22日号)
  9. ^ Points and Prize Money”. NittoATPFinals.com. ATP Tour. 2021年10月31日閲覧。
  10. ^ Results 2000-2020”. NittoATPFinals.com. ATP Tour. 2021年10月16日閲覧。
  11. ^ a b c BARCLAYS ATP WORLD TOUR FINALS. “BARCLAYS ATP WORLD TOUR FINALS TV SCHEDULE”. 2014年11月4日閲覧。
  12. ^ WorkMaster (2014年11月3日). “「ATP ワールドツアー ファイナルズ」 を全試合完全生中継”. 2014年11月4日閲覧。
  13. ^ サンケイスポーツ (2014年11月5日). “錦織を無料で観戦できる!1次リーグ突破なら地上波も?/テニス”. 2014年11月6日閲覧。
  14. ^ スポーツニッポン (2014年11月15日). “テレビ朝日 地上波で錦織の準決生中継「歴史的な一戦を届ける」”. 2014年11月20日閲覧。

外部リンク

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