ヨハン・カマルゴ

パナマの野球選手 (1993 - )

ヨハン・バレンティン・カマルゴ・ラモスJohan Valentin Camargo Ramos, 1993年12月13日 - )は、パナマ共和国パナマ市出身のプロ野球選手内野手)。右投両打。MLBカンザスシティ・ロイヤルズ傘下所属。

ヨハン・カマルゴ
Johan Camargo
カンザスシティ・ロイヤルズ(マイナー)
アトランタ・ブレーブス時代
(2021年4月6日)
基本情報
国籍パナマの旗 パナマ
出身地パナマ県パナマ市
生年月日 (1993-12-13) 1993年12月13日(30歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
160 lb =約72.6 kg
選手情報
投球・打席右投両打
ポジション遊撃手二塁手三塁手
プロ入り2010年 アマチュアFA
初出場2017年4月11日
年俸$1,400,000 (2022年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

経歴

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プロ入りとブレーブス時代

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2010年アトランタ・ブレーブスと契約してプロ入り。

2012年に傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ブレーブスでプロデビュー。59試合に出場して打率.343・2本塁打・26打点・6盗塁の成績を残した。

2013年からアメリカ本土へ渡り、この年はアパラチアンリーグのルーキー級ダンビル・ブレーブス英語版で57試合に出場して打率.294・14打点・3盗塁の成績を残した。

2014年はA級ローム・ブレーブス英語版とA+級リンチバーグ・ヒルキャッツでプレーし、2球団合計で132試合に出場して打率.266・1本塁打・46打点・7盗塁の成績を残した。

2015年はA+級カロライナ・マドキャッツ[1]でプレーし、130試合に出場して打率.258・1本塁打・32打点・4盗塁の成績を残した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ピオリア・ハベリーナズ英語版に所属した。

2016年はAA級ミシシッピ・ブレーブスでプレーし、126試合に出場して打率.267・4本塁打・43打点・1盗塁の成績を残した。オフの11月18日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[2]

2017年は開幕をAAA級グウィネット・ブレーブスで迎えたが、4月11日にメジャー初昇格し、同日のマイアミ・マーリンズ戦でメジャーデビュー(代打の1打席で無安打)[3]。4月16日のサンディエゴ・パドレス戦ではメジャー初安打と初打点[4]、7月9日のワシントン・ナショナルズ戦では初本塁打を記録した[5]。オフにはドミニカ共和国のウィンターリーグであるリーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・デ・ラ・レプブリカ・ドミニカーナ(LIDOM)のアギラス・シバエーニャスに参加。

2020年オフには3シーズンぶりにLIDOMのシバエーニャスに参加。カリビアンシリーズ英語版にも参加し、優勝を経験した。

2021年はチームがワールドシリーズに進出。ただ、カマルゴは当初ロースターには登録されていなかった。3勝2敗で優勝まで後1勝としたところで、エイーレ・アドリアンサが出産に立ち会うためロースターから外れ、11月2日に急遽ロースターに追加された[6]。同日の試合でブレーブスが勝利し、26年ぶり4度目のワールドシリーズ優勝を果たし、自身初めてワールドシリーズ優勝を果たした[7]。オフの11月30日にノンテンダーFAとなった[8]

フィリーズ時代

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2021年12月1日にフィラデルフィア・フィリーズと140万ドルの単年契約を結んだ[9]

2022年9月25日にDFA、27日にウェイバー公示を経て、10月6日にFAとなった。なお、オフには2シーズンぶりにLIDOMのシバエーニャスに参加。

ロイヤルズ傘下時代

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2023年1月25日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結び、翌26日に傘下AAA級オマハ・ストームチェイサーズに配属された。

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2017ATL82256241307221241092700211220515.299.331.452.783
20181345244646312627119212761103514610813.272.349.457.806
20199824823231541217893210101520435.233.279.384.663
20203512712016248044490000601351.200.244.367.611
20211518161000000000020060.000.111.000.111
2022PHI52166152836303481500101300371.237.297.316.613
MLB:6年41613391225149312714375021592144998728025.255.313.410.723
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績

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内野守備


一塁(1B)二塁(2B)三塁(3B)遊撃(SS)
















































2017ATL-9914051.00043306137.968261664110.988
2018-31611.875114641701016.959182535213.968
201910000----410913.9501871840.862252763114.989
2020-213841115.98810528021.000-
2021120001.000102001.00010000-----
MLB220001.000385872324.9771861062771725.9586968162437.983
外野守備


左翼(LF)右翼(RF)
























2017ATL10000.----
20191122010.957540001.000
MLB1222010.957540001.000
  • 2021年度シーズン終了時

背番号

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  • 17(2017年 - 2021年)
  • 7(2022年)

脚注

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  1. ^ 2015年から2016年までブレーブス傘下
  2. ^ Mark Bowman (2016年11月18日). “Braves add 3 prospects to 40-man roster” (英語). MLB.com. 2017年7月26日閲覧。
  3. ^ David O'Brien (2017年4月11日). “Infield prospect Camargo gets first call-up from Braves”. Atlanta Journal-Constitution. 2017年7月26日閲覧。
  4. ^ Colon dominant over 7 innings as Braves beat Padres 9-2
  5. ^ Mark Bowman (2017年7月9日). “Camargo earning bigger role with Braves” (英語). MLB.com. http://m.braves.mlb.com/news/article/241446984/johan-camargo-earning-his-place-with-braves/ 2017年7月26日閲覧。 
  6. ^ Mark Bowman (2021年11月3日). “Camargo takes Adrianza's spot on ATL roster” (英語). MLB.com. 2021年11月3日閲覧。
  7. ^ Anthony Castrovince (2021年11月2日). “Braves win 1st World Series title since 1995” (英語). MLB.com. 2021年11月3日閲覧。
  8. ^ Camargo, Rodríguez among 3 non-tendered” (英語). MLB.com. 2021年12月1日閲覧。
  9. ^ Press release: Phillies sign Camargo”. www.mlb.com. 2021年12月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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