天保町

日本の大阪府西成郡にあった町

天保町(てんぽうちょう)は、かつて大阪府西成郡に存在したである。現在の大阪市港区の一部にあたる。

てんぽうちょう
天保町
廃止日1897年4月1日
廃止理由編入合併
(大阪市第一次市域拡張)
現在の自治体大阪市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方近畿地方
都道府県大阪府
西成郡
市町村コードなし(導入前に廃止)
総人口590
(大阪府西成郡役所統計書、1891年)
隣接自治体西成郡川南村
天保町役場
所在地大阪府西成郡川南村大字市岡873番地(川南村との組合)
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歴史

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7が天保町。

町名は天保山が存在することによる。

  • 1871年明治4年)- 西成郡の町として発足する。
  • 1879年(明治12年)2月10日 - 郡区町村編制法が大阪府で施行されたことに伴い、正式に西成郡の町となる。天保町は第4大区第6小区の一部となる[1]
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 大阪府における町村制の施行に伴い、行政区画としての西成郡天保町が発足する。
  • 1897年(明治30年)4月1日 - 大阪市が第一次市域拡張を実施したことに伴い、天保町は全域が大阪市西区に編入され、消滅した。
  • 1925年大正14年)4月1日 - 大阪市が第二次市域拡張を実施したことに伴い、西区から港区が分立。旧天保町の町域は全域が港区となった。

地理

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大阪港の一部が町内に存在し、川南村から安治川海港街道が延びていた。また、官設の天保山灯台、2万2000坪以上の総面積を誇る砲台が設置されていた[2]

行政

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憲兵管区では第4管区に属しており、警察署は大阪府曽根崎警察署の三軒家分署の管轄であった。82番地には安治川水上警察署の派出所があった[2]

参考文献

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脚注

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  1. ^ 古屋宗作『類聚大阪府布達全書 [第1編] 第1巻』龍雲舎、1885年、203ページ
  2. ^ a b 大阪府西成郡役所統計書 明治24,25年

関連項目

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