富士通レッドウェーブ

日本のバスケットボールチーム

富士通レッドウェーブ(ふじつうレッドウェーブ、: FUJITSU Redwave)は、日本の女子バスケットボールチーム。活動拠点は神奈川県川崎市[1]Wリーグ所属。母体企業は富士通

富士通レッドウェーブ
FUJITSU Redwave
所属リーグ日本の旗 Wリーグ
創設年1985年
チーム史
本拠地神奈川県川崎市
チームカラー  レッド
企業富士通
代表者丸山茂実
ヘッドコーチBT・テーブス
公式サイトhttp://sports.jp.fujitsu.com/redwave/
ホームのジャージ
チームカラー
ホーム
アウェイのジャージ
チームカラー
アウェイ
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概略

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ホームゲームは川崎市中原区とどろきアリーナなどで開催。練習場は中原区の富士通川崎工場にある。

1985年に創部し関東実業団4部リーグに参加。

1989年日本リーグ2部、1995年に日本リーグ1部へ昇格するが、その後は昇格と降格を繰り返す。1999年のWリーグ発足の際は下部リーグのW1リーグ所属となり、2001年にはシャンソン化粧品で活躍した元韓国代表の李玉慈がヘッドコーチに就任し、このシーズンのW1リーグで優勝。2002年からWリーグに復帰し定着。

2004年9月には川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナーに認定され、ユニフォーム短パンに「KAWASAKI」と入れプレー。ホームゲームへの市民招待、バスケットボールクリニックの開催、トークショーへの参加などを行い、地域への活動に積極的に関わるようになった。

この年にはシャンソンの強豪化に導いた中川文一をヘッドコーチに迎え、翌年にはJOMOから矢野良子が移籍。2006年1月に全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)で優勝し、Wリーグを含めて初タイトルを獲得。翌2007年1月、2008年1月の同大会にも優勝し、3連覇を果たした。さらに第9回Wリーグでは、レギュラーシーズン2位ながら悲願の初優勝を果たし、オールジャパンと2冠を達成した。

2009年、中川ヘッドコーチが日本代表ヘッドに就任するため勇退。岡里明美アシスタントコーチがヘッドに昇格した。岡里HCは2012年に退任、薮内夏美ACがHCに昇格。

2014年、薮内HCが退任、前年からアソシエイトコーチに就任していたBT・テーブスがHCに就任。

現在は二軍チームも存在し、神奈川県実業団連盟に所属している。全国タイトルは計4回。

マスコットは海鷲がモチーフの『レッディ』。名前の由来は「Red」と「Ready To Go」[2]

沿革

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2008年11月15日川崎市とどろきアリーナ

主な成績

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年度リーグレギュラーシーズンプレイオフ最終結果皇后杯
順位
1999-00WIリーグ1774位---2回戦
2000-0121322位入替戦0勝2敗
2001-0231321位入替戦0勝2敗Wリーグ昇格[3]
2002-03Wリーグ47145位---5位
2003-0451563位SF敗退3位
2004-05610115位---5位ベスト8
2005-06716123位SF敗退3位優勝(1)
2006-0782261位F 2勝3敗準優勝優勝(2)
2007-0892262位F 3勝2敗優勝(1)優勝(3)
2008-091016123位SF敗退4位準優勝
2009-10111993位SF敗退3位ベスト4
2010-111215134位SF敗退4位準優勝
2011-121317114位SF敗退4位ベスト8
2012-13142183位[4]SF敗退3位ベスト4
2013-141523104位SF敗退4位ベスト4
2014-15162462位F 0勝3敗準優勝ベスト4
2015-16171862位F 1勝3敗準優勝ベスト4
2016-17181983位QF敗退5位準優勝
2017-181922115位QF敗退5位ベスト4
2018-19201575位SQF敗退7位ベスト4
2019-20211333位中止---4回戦
2020-2122124東2位SF敗退3位タイベスト8
2021-22231735位F 0勝2敗準優勝ベスト4
  • F:ファイナル、SF:セミファイナル、QF:クォーターファイナル、SQF:セミクォーターファイナル

個人賞

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  • コーチ・オブ・ザ・イヤー
    • Wリーグ2003-04 李玉慈
  • ベスト5
  • 平均得点
    • W1リーグ2000-01 張玉淡
    • W1リーグ2001-02 船引かおり
  • フィールドゴール成功率
    • W1リーグ2000-01 守屋志保
    • W1リーグ2001-02 守屋志保
  • 3ポイントシュート成功率
    • W1リーグ2000-01 張玉淡
  • フリースロー成功率
    • W1リーグ2001-02 小堺みさき
    • Wリーグ2002-03 船引かおり
    • Wリーグ2003-04 船引まゆみ
  • アシスト賞
    • W1リーグ2000-01 船引かおり
  • スティール
    • W1リーグ1999-2000 川代眞紀子

選手とスタッフ

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現行ロースター

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富士通レッドウェーブ ロースター
選 手スタッフ
Pos#名前年齢身長 体重出身
G3岡田英里26 (1997/12/18)1.63 m (5 ft 4 in)60 kg (132 lb) 東京医療保健大学 
G/F9赤木里帆25 (1998/8/4)1.67 m (5 ft 6 in)64 kg (141 lb) 東京医療保健大学 
G10町田瑠唯  31 (1993/3/8)1.62 m (5 ft 4 in)57 kg (126 lb) 札幌山の手高等学校 
F12奥伊吹26 (1998/4/10)1.74 m (5 ft 9 in)75 kg (165 lb) 松蔭大学 
C17山下詩織24 (2000/2/17)1.84 m (6 ft 0 in)74 kg (163 lb) 白鷗大学 
C18藤本愛妃26 (1998/2/11)1.82 m (6 ft 0 in)74 kg (163 lb) 東京医療保健大学 
F22中村優花29 (1995/1/3)1.78 m (5 ft 10 in)76 kg (168 lb) 柴田学園高等学校 
F23渡邊悠26 (1998/5/7)1.74 m (5 ft 9 in)65 kg (143 lb) 筑波大学 
F/C25内尾聡菜26 (1997/8/16)1.77 m (5 ft 10 in)65 kg (143 lb) 福岡大学附属若葉高等学校 
SG27江良萌香25 (1998/6/30)1.71 m (5 ft 7 in)74 kg (163 lb) 聖カタリナ学園高等学校 
F52宮澤夕貴31 (1993/6/2)1.83 m (6 ft 0 in)73 kg (161 lb) 神奈川県立金沢総合高等学校 
ヘッドコーチ
BT・テーブス
アシスタントコーチ
日下光
アナリスト兼スキルコーチ
後藤祥太

歴代ヘッドコーチ

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  1. 丸山茂実
  2. 李玉慈
  3. 中川文一
  4. 岡里明美
  5. 薮内夏美
  6. BT・テーブス
  7. 小滝道仁

過去の主な所属選手

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脚注

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  1. ^ a b c レッドウェーブについて公式サイト2021年8月24日閲覧
  2. ^ レッディ紹介公式サイト2021年8月23日閲覧
  3. ^ 日立戸塚が休部のため
  4. ^ レギュラーシーズンとプレイオフファーストラウンド合計

関連項目

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外部リンク

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