2008年のJリーグカップ
2008年に開催された第16回Jリーグカップ
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2008年のJリーグカップは、2008年3月20日に開幕し11月1日に国立霞ヶ丘競技場陸上競技場で決勝が行われた。
| Jリーグヤマザキナビスコカップ | |
| 開催国 |  日本 |
|---|---|
| 開催期間 | 2008年3月20日-11月1日 |
| 参加チーム数 | 18 |
| 優勝 | 大分トリニータ |
| 準優勝 | 清水エスパルス |
| スルガ銀行CS出場 | 大分トリニータ |
| パンパシ2009出場 | 大分トリニータ |
| 試合総数 | 61 |
| ゴール数 | 153 (1試合平均 2.51点) |
| 観客動員数 | 719,719 (1試合平均 11,799人) |
| 得点王 | 杉本恵太（名古屋：5得点） |
| 最優秀選手 | 高松大樹（大分） |
← 2007 2009 → | |
優勝は大分トリニータ（初優勝）。
大会名称
編集ヤマザキナビスコを冠スポンサーとして2008Jリーグヤマザキナビスコカップとして開催する。
レギュレーション
編集前年までのレギュレーションを踏襲している。
- 2008年度J1リーグ参加18クラブが出場。
- 18クラブのうち、鹿島アントラーズ、ガンバ大阪はAFCチャンピオンズリーグ2008出場のため、予選リーグは免除され、決勝トーナメントからの出場。
- グループリーグは3月20日から開始し、それ以外の16チームを4チームずつ4グループに分けてホーム・アンド・アウェーの2回戦総当りを行う。
- 各グループの組み合わせは、前シーズンのリーグ戦順位をもとに決定
- 各グループリーグの最上位チーム（4チーム）と、各リーグの2位のうち成績上位の2チーム、計6チームが決勝トーナメントに進出する。
- 決勝トーナメントはグループリーグを勝ち抜いた6チームに鹿島、G大阪を加えた8チームによって行われる。
- 準々決勝・準決勝
- ホーム・アンド・アウェーでの2試合制。以下の方法で優劣を決定する。
- 決勝
- 中立地（国立霞ヶ丘競技場陸上競技場）での1試合勝負。90分で同点の場合は延長戦→PK戦で決着する。
- 準々決勝・準決勝
グループリーグ
編集グループA
編集| 順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | GRA | VIS | SAN | RED | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 名古屋グランパス | 6 | 5 | 0 | 1 | 14 | 5 | +9 | 15 | 決勝トーナメント進出 | — | 2–0 | 0–1 | 4–2 | |
| 2 | ヴィッセル神戸 | 6 | 3 | 1 | 2 | 5 | 5 | 0 | 10 | 0–1 | — | 1–1 | 2–1 | ||
| 3 | 京都サンガF.C. | 6 | 1 | 3 | 2 | 7 | 8 | −1 | 6 | 1–2 | 0–1 | — | 3–3 | ||
| 4 | 浦和レッズ | 6 | 0 | 2 | 4 | 8 | 16 | −8 | 2 | 1–5 | 0–1 | 1–1 | — |
| 第2節 2008年3月23日 | 京都サンガF.C. | 3 - 3 | 浦和レッズ | 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 | |
| 17:00 | 徳重隆明  36分柳沢敦 45分渡邉大剛 54分 | 公式記録 | エジミウソン 19分, 35分, 39分 | 観客数: 13,332 人 主審: 村上伸次 |
| 第4節 2008年5月25日 | 名古屋グランパス | 4 - 2 | 浦和レッズ | 豊田スタジアム | |
| 19:00 | 小川佳純 6分 杉本恵太 14分巻佑樹 14分津田知宏 88分 | 公式記録 | 田中達也 32分 内舘秀樹 56分 | 観客数: 21,015 人 主審: 松村和彦 |
| 第5節 2008年5月31日 | 京都サンガF.C. | 1 - 2 | 名古屋グランパス | 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 | |
| 14:00 | 佐藤勇人 0分 | 公式記録 | 巻佑樹 85分 津田知宏 89分 | 観客数: 8,933 人 主審: 高山啓義 |
| 第6節 2008年6月8日 | 浦和レッズ | 1 - 5 | 名古屋グランパス | 埼玉スタジアム2002 | |
| 15:00 | 梅崎司 54分 | 公式記録 | 小川佳純 14分 杉本恵太 61分, 76分, 87分阿部翔平 71分 | 観客数: 35,417 人 主審: 鍋島將起 |
グループB
編集| 順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | SSP | TOK | JUB | VER | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 清水エスパルス | 6 | 3 | 2 | 1 | 13 | 6 | +7 | 11 | 決勝トーナメント進出 | — | 3–1 | 4–2 | 5–0 | |
| 2 | FC東京 | 6 | 3 | 2 | 1 | 12 | 7 | +5 | 11 | 1–1 | — | 1–1 | 3–0 | ||
| 3 | ジュビロ磐田 | 6 | 3 | 1 | 2 | 10 | 7 | +3 | 10 | 2–0 | 0–2 | — | 3–0 | ||
| 4 | 東京ヴェルディ | 6 | 0 | 1 | 5 | 2 | 17 | −15 | 1 | 0–0 | 2–4 | 0–2 | — |
| 第1節 2008年3月20日 | 清水エスパルス | 3 - 1 | FC東京 | 日本平スタジアム | |
| 15:00 | 矢島卓郎 2分 藤本淳吾 31分高木和道 66分 | 公式記録 | 平山相太 15分 | 観客数: 10,035 人 主審: 村上伸次 |
| 第3節 2008年4月16日 | 清水エスパルス | 5 - 0 | 東京ヴェルディ | 日本平スタジアム | |
| 19:00 | フェルナンジーニョ 19分, 24分 枝村匠馬 44分西澤明訓 65分岩下敬輔 71分 | 公式記録 | 観客数: 8,213 人 主審: 田辺宏司 |
| 第4節 2008年5月25日 | 清水エスパルス | 4 - 2 | ジュビロ磐田 | 日本平スタジアム | |
| 13:04 | 原一樹 14分 藤本淳吾 49分, 75分西澤明訓 52分 | 公式記録 | カレン・ロバート 36分 中山雅史 88分 | 観客数: 12,389 人 主審: 東城穣 |
| 第5節 2008年5月31日 | ジュビロ磐田 | 3 - 0 | 東京ヴェルディ | 鹿児島県立鴨池陸上競技場 | |
| 14:03 | ジウシーニョ 44分, 51分 カレン・ロバート 63分 | 公式記録 | 観客数: 6,025 人 主審: 村上伸次 |
| 第5節 2008年5月31日 | FC東京 | 1 - 1 | 清水エスパルス | 松本平広域公園総合球技場 | |
| 14:04 | ブルーノ・クアドロス 8分 | 公式記録 | 藤本淳吾 88分 | 観客数: 7,941 人 主審: 柏原丈二 |
| 第6節 2008年6月8日 | 東京ヴェルディ | 2 - 4 | FC東京 | 国立競技場 | |
| 15:00 | 廣山望 11分 フッキ 19分 | 公式記録 | カボレ 16分 平山相太 43分, 45分, 75分 | 観客数: 12,257 人 主審: 吉田寿光 |
グループC
編集| 順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | JEF | REY | FRO | CON | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ジェフユナイテッド千葉 | 6 | 3 | 3 | 0 | 9 | 5 | +4 | 12 | 決勝トーナメント進出 | — | 1–1 | 3–2 | 0–0 | |
| 2 | 柏レイソル | 6 | 2 | 3 | 1 | 9 | 7 | +2 | 9 | 1–1 | — | 3–1 | 1–1 | ||
| 3 | 川崎フロンターレ | 6 | 2 | 0 | 4 | 9 | 10 | −1 | 6 | 0–2 | 3–0 | — | 2–0 | ||
| 4 | コンサドーレ札幌 | 6 | 1 | 2 | 3 | 4 | 9 | −5 | 5 | 1–2 | 0–3 | 2–1 | — |
| 第2節 2008年3月23日 | コンサドーレ札幌 | 2 - 1 | 川崎フロンターレ | 室蘭市入江運動公園陸上競技場 | |
| 13:01 | 鄭容臺 74分 西嶋弘之 85分 | 公式記録 | 寺田周平 3分 | 観客数: 5,387 人 主審: 奥谷彰男 |
| 第3節 2008年4月16日 | ジェフユナイテッド千葉 | 0 - 0 | コンサドーレ札幌 | フクダ電子アリーナ | |
| 19:00 | 公式記録 | 観客数: 7,495 人 主審: 吉田寿光 |
| 第4節 2008年5月25日 | コンサドーレ札幌 | 1 - 2 | ジェフユナイテッド千葉 | 函館市千代台公園陸上競技場 | |
| 14:01 | 平岡康裕 37分 | 公式記録 | 新居辰基 21分, 46分 | 観客数: 5,297 人 主審: 村上伸次 |
| 第4節 2008年5月25日 | 柏レイソル | 3 - 1 | 川崎フロンターレ | 柏の葉公園総合競技場 | |
| 16:02 | 古賀正紘 25分 ポポ 44分鎌田次郎 84分 | 公式記録 | 鄭大世 31分 | 観客数: 8,009 人 主審: 前田拓哉 |
| 第5節 2008年5月31日 | 柏レイソル | 1 - 1 | ジェフユナイテッド千葉 | 柏の葉公園総合競技場 | |
| 16:01 | アレックス 78分 | 公式記録 | レイナウド 44分 | 観客数: 8,644 人 主審: 西村雄一 |
| 第6節 2008年6月8日 | ジェフユナイテッド千葉 | 3 - 2 | 川崎フロンターレ | フクダ電子アリーナ | |
| 15:00 | 4分 (o.g.) ボスナー 57分レイナウド 83分 | 公式記録 | 我那覇和樹 18分 黒津勝 69分 | 観客数: 12,921 人 主審: 片山義継 |
グループD
編集| 順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | FMA | TRI | ALB | ARD | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 横浜F・マリノス | 6 | 3 | 3 | 0 | 8 | 2 | +6 | 12 | 決勝トーナメント進出 | — | 1–0 | 0–0 | 4–0 | |
| 2 | 大分トリニータ | 6 | 3 | 2 | 1 | 9 | 5 | +4 | 11 | 2–2 | — | 3–0 | 1–0 | ||
| 3 | アルビレックス新潟 | 6 | 0 | 4 | 2 | 4 | 8 | −4 | 4 | 0–1 | 1–1 | — | 2–2 | ||
| 4 | 大宮アルディージャ | 6 | 0 | 3 | 3 | 4 | 10 | −6 | 3 | 0–0 | 1–2 | 1–1 | — |
各グループ2位の比較
編集| 順 | グ | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | B | FC東京 | 6 | 3 | 2 | 1 | 12 | 7 | +5 | 11 | 決勝トーナメント進出 |
| 2 | D | 大分トリニータ | 6 | 3 | 2 | 1 | 9 | 5 | +4 | 11 | |
| 3 | A | ヴィッセル神戸 | 6 | 3 | 1 | 2 | 5 | 5 | 0 | 10 | |
| 4 | C | 柏レイソル | 6 | 2 | 3 | 1 | 9 | 7 | +2 | 9 |
出典:
順位の決定基準: レギュレーション
順位の決定基準: レギュレーション
決勝トーナメント
編集準々決勝、準決勝については、トーナメント表上側のチームが2戦目ホームとなる。
| 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | ||||||||||||||||
| 大分トリニータ | 2 | 1 | 3 | |||||||||||||||
| FC東京 | 1 | 1 | 2 | |||||||||||||||
| 大分トリニータ | 1 | 1 | 2 | |||||||||||||||
| 名古屋グランパス | 1 | 0 | 1 | |||||||||||||||
| 名古屋グランパス | 1 | 1 | 2 | |||||||||||||||
| ジェフユナイテッド千葉 | 0 | 0 | 0 | |||||||||||||||
| 大分トリニータ | 2 | |||||||||||||||||
| 清水エスパルス | 0 | |||||||||||||||||
| 横浜F・マリノス | 0 | 2 | 2 | |||||||||||||||
| ガンバ大阪 (a) | 1 | 1 | 2 | |||||||||||||||
| ガンバ大阪 | 1 | 2 | 3 | |||||||||||||||
| 清水エスパルス | 1 | 3 | 4 | |||||||||||||||
| 清水エスパルス | 0 | 2 | 2 | |||||||||||||||
| 鹿島アントラーズ | 0 | 1 | 1 | |||||||||||||||
準々決勝
編集第1戦
編集第2戦
編集大分の1勝1分け（2戦合計3-2）で大分が準決勝進出。
名古屋の2勝（2戦合計2-0）で名古屋が準決勝進出。
1勝1敗、2戦合計2-2、アウェーゴール1-0によりG大阪が準決勝進出。
清水の1勝1分け（2戦合計2-1）により清水が準決勝進出。
準決勝
編集第1戦
編集第2戦
編集大分の1勝1分け（2戦合計2-1）により大分が決勝進出。
清水の1勝1分け（2戦合計4-3）により清水が決勝進出。
決勝
編集決勝は12年ぶりの優勝を目指す清水エスパルスと、初の決勝進出となった大分トリニータが対戦。首都圏以外のチーム同士の決勝戦はこれが初めてとなったが、国立競技場は4万人を超える観客が集まった。
試合は後半に2得点を挙げた大分が勝利し初タイトルを獲得。Jリーグカップは初めて関門海峡を越えて初めて九州のクラブが獲得した。またJ2からスタートしたクラブがタイトルを獲得したのは、2004年にFC東京が同大会を制して以来4年ぶり2チーム目となる。
|
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| 2008 Jリーグカップ 優勝 |
|---|
| 大分トリニータ 初優勝 |
- テレビ中継
- フジテレビジョン系列
表彰
編集- 表彰制度
- 優勝：賞金1億円、Jリーグカップ（チェアマン杯）、ヤマザキナビスコカップ（スポンサー杯）、メダル
- 2位：賞金5000万円、楯、メダル
- 3位：1クラブにつき賞金2000万円、楯
- 表彰
| 表彰名 | 選手名 | 所属クラブ |
|---|---|---|
| ニューヒーロー賞 | 金崎夢生 | 大分トリニータ |
| 大会MVP | 高松大樹 | |
| 大会得点王 | 杉本恵太 | 名古屋グランパス |