2020-21 V.LEAGUE DIVISION1

前年度同様、男女とも、V・レギュラーラウンドとV・ファイナルステージの2段階システムで行われる^[1][2]。

出場チームは昨シーズンと同様、男子が10チーム、女子が12チームで、男子は、2019-20シーズン入替戦が中止となったため、入替なしで同シーズンの10チーム、女子は、同シーズンの上位10チームと同シーズン入替戦勝者2チームの計12チームが出場^[3]。

V・レギュラーラウンドは、どちらも1リーグ制（女子は昨シーズン2リーグ制だった）となり、男子は4回戦総当たり（1チーム36試合）、女子は2回戦総当たり（1チーム22試合）をそれぞれ行う^[2]。

女子は、東京五輪に備えた日本代表強化のため、前シーズン同様大幅な短縮日程とした^[4]。そのかわりとして、代表選出メンバー以外の選手のためにV1リーグ終了後にV1女子全チームが出場するカップ戦「V Cup」を開催する^[2][4]。男子もV・ファイナルラウンドを短縮しやや短縮日程とした^[4]。

2020年10月17日 - 2021年4月4日^[1]

• V・レギュラーラウンド：2020年10月17日 - 2021年3月28日
• V・ファイナルラウンド：2021年4月3日 - 2021年4月4日

2019-20シーズンの上位10チームが入替なしで出場^[3]。

10チームによる4回戦総当たり（1チーム36試合）を行い、上位3チームがV・ファイナルステージに進出。4-10位のチームは順位がそのまま最終順位となる^[1]。

10位のチームは、V・チャレンジマッチに出場する^[1]。

V・チャレンジマッチは2021年4月3日、4日に行われ、本来なら9位がV2・2位、10位がV2・1位とそれぞれ対戦する（2試合方式）方式だが、今回はS1ライセンス保有のV2チームがヴォレアス北海道のみなので^[5]、ヴォレアスがV2で2位以内に入った場合のみ開催^[6]。

セミファイナルでV・レギュラーラウンド2位と3位が対戦しファイナルで同1位とセミファイナル勝者が対戦するトーナメント形式^[1]。ただし、対戦するチームの上位順位のチームに1勝分のアドバンテージを与える状態で行うため、下位チームが5セットマッチで勝った場合はゴールデンセットで勝者を決める^[1]。

V・レギュラーラウンドでは、当初は「勝利数→ポイント→セット率→得点率→当該チーム間の対戦成績」の優先順で順位を決める方式だった^[1]。

しかし、V・レギュラーラウンドの打ち切り終了が確定的となったため、その段階で、以下の優先順位で順位を決定する方式に変更となった^[7]。

1. 勝率
2. セット率
3. 得点率
4. 当該チーム間の対戦成績

新型コロナウイルス感染予防を配慮し、入場者数を50%に制限する「リモート50」での開催を目指す指針が示された^[8]。

サントリーサンバーズは、当初予定だったホームゲームの東京都大田区、仙台市、熊本市での開催を取りやめ、それらのホームゲーム開催地を、練習場でもあるサントリー箕面トレーニングセンター（大阪府箕面市）に変更した^[9]。パナソニックパンサーズも沖縄市でのホームゲーム開催を取りやめ、他のホームゲーム同様、練習場でもあるパナソニックアリーナ（大阪府枚方市）に開催地を変更した^[10]。

2021年1月6日、政府が7日に緊急事態宣言を発令することになったことを受け、8日-11日に開催予定の各ディビジョン全試合を中止とした^[11]。この時点ではまだ緊急事態宣言が発令されてなかったが、宣言の具体的な内容が明らかになってなく、チーム、大会関係者、ファンの混乱や移動などに伴うリスクを避けることを理由として、先立って中止を決めたとVリーグ機構が発表している^[11]。V1男子は8-11日開催予定の全10試合が中止となり、そのうち6試合が代替試合として2月13-14日に開催された^[12][13][14]。

翌週の1月16日に、緊急事態宣言発令における政府の対策を踏まえた上でリーグ再開となった^[15]。

2020年12月5日、サントリーのチーム内選手に新型コロナウイルス感染者がいる事が判明し、急遽、サントリーの5日、6日の試合が中止となった^[16][17]（代替試合は2021年2月13日、14日^[18][19]）。8日には、そのサントリーと対戦予定だった東レアローズのチーム内選手の感染が判明した^[20]。V.LEAGUEは年末年始の中断期間であったが、年末に開催された令和2年度天皇杯選手権大会をサントリーと東レが欠場した^{[20][21][22][23]}。

1月30日、FC東京が、チーム関係者1名に発熱症状が出たため、当日の試合出場を辞退した^[24][25][26]（代替試合未定）。後に、症状が出た選手のPCR検査の結果が出て、陰性であったため、翌日の同カードの試合は開催された^[27][28]。この試合は、両チームとも異例のマスク姿でプレーした^[29]。

2021年1月、サントリーは、大阪にも緊急事態宣言が出されることを受けて、1月16日-2月7日のホームゲームをリモートマッチ（無観客試合）に変更した^[30]。また、緊急事態宣言が3月7日まで延長されたことを受け、2月13日、14日の試合もリモートマッチに変更した^[31]。

1月22日、パナソニックの選手1人が試合前日に発熱し、PCR検査の結果が翌日にならないと出ないため、急遽、23日、24日のホームゲームをリモートマッチにした^[32]。

3月9日、Vリーグ機構は、代替されてない中止試合5試合について期間内での代替が困難とし、代替試合を開催せず打ち切りにすると発表した^[7]。未開催試合が5試合のみであったが、開催期間を延長せず打ち切りでの終了となった。最終順位は、打ち切り時点の成績とし、試合数にばらつきがあるため緊急時対策規定に従い勝率で順位を確定^[7]。

未消化試合5試合を残し打ち切り。（順位の決定基準：勝率→セット率→得点率→当該間の対戦成績）
出典：[1]

2021年4月3日、4日に船橋アリーナで開催される。

※( )内の数字はゴールデンセットスコア

（ゴールデンセット）

順位	チーム	レギュラーラウンド					ファイナルステージ 結果
		順位	試合	勝数	敗数	勝率
1	サントリーサンバーズ	1位	34	31	3	0.912	1位
2	パナソニックパンサーズ	2位	36	29	7	0.806	2位
3	ウルフドッグス名古屋	3位	34	26	8	0.765	3位
4	ジェイテクトSTINGS	4位	34	23	11	0.676	-
5	東レアローズ	5位	33	17	16	0.515
6	JTサンダーズ広島	6位	36	17	19	0.472
7	堺ブレイザーズ	7位	36	17	19	0.472
8	FC東京	8位	35	8	27	0.229
9	VC長野トライデンツ	9位	36	4	32	0.111
10	大分三好ヴァイセアドラー	10位	36	3	33	0.083

ファイナル終了後、以下のように個人賞とVリーグ特別表彰が発表された^[33]。得点王、スパイク賞、ブロック賞、サーブ賞、サーブレシーブ賞はV・レギュラーラウンドの成績により確定した^[34]。

個人賞

Vリーグ特別表彰

2020年10月17日 - 2021年2月21日^[2]

• V・レギュラーラウンド：2020年10月17日 - 2021年2月14日
• V・ファイナルラウンド：2021年2月20日 - 2021年2月21日

2019-20シーズンの上位10チームと同シーズン入替戦者2チームの計12チームが出場^[3]。

12チームによる2回戦総当たり（1チーム22試合）を行う^[2]。

V・レギュラーラウンドの結果により、1～4位、5～8位、9～12位の3グループに分かれ、それぞれトーナメント形式で最終順位決定戦を行う。各グループにおいて、1回戦でグループ内の最上位と最下位、2位と3位がそれぞれ当たるように組まれ、2日目は敗者同士の順位決定戦を行ってから決勝を行う^[2]。

9～12位決定戦で下位2チーム（11位、12位）となったチームがV・チャレンジマッチに出場する^[2]。

V・チャレンジマッチは2021年4月3日、4日に行われ、11位はV2・2位、12位はV2・1位とそれぞれ対戦する（2試合方式）。V2上位2チームがS1ライセンスを保持してない場合はV・チャレンジマッチを開催しない。V2上位2チームのうち一方がS1ライセンスを保持している場合は、開催について別途定める^[2]。

V・レギュラーラウンドでは、当初は「勝利数→ポイント→セット率→得点率→当該チーム間の対戦成績」の優先順で順位を決める方式だった^[2]。

しかし、V・レギュラーラウンドの打ち切り終了が確定的となったため、その段階で、以下の優先順位で順位を決定する方式に変更となった^[35]。

1. 勝率
2. セット率
3. 得点率
4. 当該チーム間の対戦成績

新型コロナウイルス感染予防を配慮し、入場者数を50%に制限する「リモート50」での開催を目指す指針が示された^[8]。

埼玉上尾メディックスは、リーグ開幕前に全ホームゲームをリモートマッチ（無観客試合）に変更した（V Cupを含む）^[36]。

トヨタ車体クインシーズとPFUブルーキャッツも、最初はリーグ前半戦のみをリモートマッチとしたが^[37][38]、一部地域で緊急事態宣言が発令されたのを受け、最終的には全ホームゲームがリモートマッチとなった^[39][40][41]。

日立リヴァーレは、2020年12月5日、6日に開催する秋田市でのホームゲームと、2021年2月6日、7日のホームゲーム（茨城県ひたちなか大会）がリモートマッチに変更^[42][43]。

東レアローズも2021年1月30日、31日のホームゲーム（滋賀大会）をリモートマッチに変更し^[44]、KUROBEアクアフェアリーズも1月23日、24日のホームゲーム（富山県黒部大会）をリモートマッチに変更^[45]。

2021年1月6日、政府が7日に緊急事態宣言を発令することになったことを受け、8日-11日に開催予定の各ディビジョン全試合を中止とした^[11]。この時点ではまだ緊急事態宣言が発令されてなかったが、宣言の具体的な内容が明らかになってなく、チーム、大会関係者、ファンの混乱や移動などに伴うリスクを避けることを理由として、先立って中止を決めたとVリーグ機構が発表している^[11]。V1女子は9-10日開催予定の全4試合が中止となり、そのうち2試合が代替試合として開催された^[46][47][48]

16日以降の試合については、緊急事態宣言発令における政府の対策を踏まえた上でリーグ再開することとなった^[15]。

2021年1月、PFUは、13都府県での緊急事態宣言の発令を受けて、発令対象区域で開催される大会を出場辞退とした^[49][50]。出場辞退した試合は4試合であり、それらの試合は、最終的には不戦敗ではなく中止試合として扱われた。リーグ戦の後に開催されたV Cupの予選ラウンドでは、5試合中4試合が緊急事態宣言区域（埼玉県）での開催であったため、その4試合を全て辞退し、そちらは不戦敗として扱われた^{[51][52][53][54][55]}。

2021年1月7日、デンソーエアリービーズの選手の新型コロナウイルス感染が発覚し、1月16日-24日のデンソーの3試合が中止となった^[56][57]。

1月30日、埼玉上尾が、選手1名に発熱症状が出たため、当日の試合出場を辞退した^[58][59]。

2月11日、KUROBEの選手1名に発熱が確認され、PCR検査を受けその結果が13日の試合に間に合わないため、13日のKUROBEの試合が中止になった^[60]。

2月6日、中止試合について全ての代替試合が困難でレギュラーラウンドの打ち切り終了が確定的となったことを発表。それにより消化試合数にばらつきが出るため、緊急時対策規程に従い順位決定方法を変更した（勝数ではなく勝率で順位を決める）^[35]。結局、その発表以降に代替試合について発表されないまま2月13日、14日のV・レギュラーラウンド最終週を迎えることとなった^[61]。2月14日、V・レギュラーラウンド最終日を終え、翌週のファイナルステージを延期することなく、V・レギュラーラウンドは11試合の未消化試合を残したまま打ち切りとなった^[62]。

未消化試合11試合を残し打ち切り。（順位の決定基準：勝率→セット率→得点率→当該間の対戦成績）
出典：[2]